今回は、韓国で導入されている、コロナ対策のための電子リストバンドについて紹介したいと思います。
コロナ対策といっても、各国で様々な試みが行われていますが、韓国では電子リストバンドというものが導入されているようです。
電子リストバンドというのはどういったものなのでしょうか?
▼この記事は以下のことをまとめていますので、気になった方は読んでみてくださいね▼
①韓国で導入されたコロナ対策のための電子リストバンドって何?
②電子リストバンドに対する韓国の反応って?
③日本人も電子リストバンドをつける必要はあるの?
なかなかインパクトのある電子リストバンドですが、韓国ではどんな反応があるのか調べてみました。
また、私たち日本人もつける必要がでてくるのか調べてみましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
韓国のコロナ対策のための電子リストバンドとは?
[4월 24일 퇴근뉴스]#지침위반자가격리자 #안심밴드
위반자에 한하여, 안심밴드 착용 시행합니다. 모두의 안전 위해 협조 부탁드립니다.https://t.co/JJEi09ikXn pic.twitter.com/87JiFhLNm4— 대한민국 정부 (@hellopolicy) April 24, 2020
まずは、韓国でコロナ対策のために導入された「電子リストバンド」について紹介したいと思います。
2020年4月11日、韓国政府は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、自主隔離中に無断外出などの違反が発覚した場合に、行動を把握するために「電子リストバンド」を装着すると発表しました。
韓国では、この電子リストバンドを「安心バンド(안심 밴드)」と呼ばれ、スマホのアプリやBluetoothを通じて連動するそうです。
以下の行動をとると、自動的に安全対策本部に通報されます。
・電子リストバンドを手首から外す
・スマホと電子リストバンドが一定の距離から離れた場合
・登録地域から一定の距離離れた場合
実は、この電子リストバンドですが、韓国よりも先に香港が導入し、話題となりました。
電子リストバンドに対する韓国の反応は?
続いて、コロナ対策のために導入された「電子リストバンド」に対する、韓国の反応について紹介したいと思います。
SNS上では、「電子リストバンド」に対してこんな反応がありました。
자가격리 위반자가 160명이나 된다네
자가격리 위반자에한해 안심밴드(손목)
채우기로, 단 본인 동의가 있어야하는데거부시엔 관련 법규가 미비해서 어려움이 있단다.
자가격리 위반자 벌금 1억 때리라니까!
— 이종하 (@leejongha6870) April 11, 2020
「自主隔離違反者が160人にもなるよ。自主隔離違反者に安心バンド(電子リストバンド)を着けさせることに、本人同意がなければならないため、拒否時に対する法規が不備で困難があるという。自主隔離違反者罰金1億支払わせるべきであろう。」
자가격리 안심밴드도 멋진
우리 대한민국♥
문재인 보유국♥ pic.twitter.com/IvW92GIvXU— chacha(애닥너: 애미야! 닥치고 너부터 코로나 교회 끊어라) (@iionedream) May 4, 2020
「自主隔離安心バンド(電子リストバンド)素晴らしい。私たちの大韓民国♥ムン・ジェイン国♥」
など、他にも、電子リストバンドに対して肯定的な意見が多いようでした。
日本人の私からすると、プライバシーの観点などから否定的な意見が多いのではないかと予想していたので、とても意外な反応に驚いてしまいました。
電子リストバンドは日本人もつける必要あり?
最後に、韓国のように「電子リストバンド」を日本人もつける必要があるのか紹介したいと思います。
日本でも自主隔離中に無断外出をしたというニュースはいくつかあり、中には接触した方も感染したというものまでありました。
また、感染した人が、副業や渡航歴を隠すために嘘の行動歴を申告するなどの問題行動も発生しました。
そこで、感染者の行動歴をしっかり把握するために、韓国ではこれまだ紹介してきた「電子リストバンド」が導入されました。
しかし、日本ではコロナ感染者や、その感染者の治療にかかわる医療従事者などに対する差別も、残念ながらありました。
また、日本は韓国に比べてプライバシー侵害に対する忌避感が強く、個人情報にアクセスしてまで感染を防ぐという方法は取られませんでした。
日本では、コロナ接触確認アプリが配布されているものの、6月19日に導入されるなど、対応が早くはありませんでした。
また、強制ではなく、ダウンロード数も滞っているようです。
このように、韓国に比べてプライバシー侵害に対する忌避感が強い日本では、感染者の行動歴を強制的に把握するような「電子リストバンド」の導入の可能性は非常に低いと考えられます。
まとめ
今回は、韓国で導入された、コロナ対策のための電子リストバンドについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
韓国では、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、自主隔離中に無断外出などの違反が発覚した場合に、行動を把握するために「電子リストバンド」が導入されていました。
韓国では、電子リストバンドに対して肯定的な意見が多いようでした。
日本でも、感染した人が、副業や渡航歴を隠すために嘘の行動歴を申告するなどの問題がありましたが、プライバシー侵害に対する忌避感が強い日本では、感染者の行動歴を強制的に把握するような「電子リストバンド」の導入の可能性は非常に低いと考えました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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